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投稿日2025.07.16

当社の熱中症対策

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こんにちは!Kです。



先週は30℃を超える真夏日が続いたり、雷雨や強風に見舞われたりと、天候が目まぐるしく変動する一週間でした。

今週も前半は雨や強風が続き、週末にかけて気温が再び上昇する見込みです。





冷房の活用やこまめな水分・塩分補給を心がけて、どうぞご自愛のうえお過ごしください。







さて今回は、当社の熱中症対策についてご紹介します!



熱中症は、「いつでも・どこでも・だれでも」、条件次第で発症する危険性がありますが
正しい知識を持ち、日頃から備えておくことで、予防することが可能です。

特に、体が暑さに慣れていない時期に急激に気温が上がると、熱中症のリスクが一気に高まります。
このため、当社では5月から本格的な熱中症対策に取り組んでいます。



▼ 特に注意が必要な時期について



熱中症への注意が特に必要なのは、「梅雨の晴れ間」「梅雨明け」「お盆明け」と言われています。

  • 梅雨の晴れ間:湿度が非常に高く、汗をかいても体内に熱がこもりやすいためリスクが上昇します。
  • 梅雨明け直後:急激な気温上昇により、体がまだ暑さに慣れていない状態で発症しやすくなります。
  • お盆明け:生活リズムの乱れや休暇明けの疲労に加えて、猛暑のピークが重なることが多く、特に注意が必要です。




6月に開催した「安全衛生管理徹底大会」をはじめ、毎月実施している「災害防止協議会」や「工事部の定例会議」そして「安全衛生委員会」を通じて、管理社員・現場従事者および協力会社の皆様に対し、熱中症対策を含む安全教育と周知を行いました。

具体的な対策は下記のとおりです。



(1)熱中症予防管理者講習の受講

新入社員を含めた現場勤務の全従業員が受講し、熱中症対策に関する知識を深めました。







(2)工事部の定例会議による周知内容

①得意先より配布された「熱中症予防計画書」の内容共有

②「熱中症予防活動点検表」の周知

③熱中症発症時の応急処置フローの説明



【熱中症予防活動点検表】



(3)現場への備品・資料の配布

 各現場に対し、以下の備品と資料を配布します。

①冷却グッズ(コールドスプレー、経口補水液、瞬間冷却材、外張り断熱シート)

②厚生労働省発行の緊急時フローチャートを含む「熱中症対策啓発資料」※現場詰所にて掲示

③現場用の連絡体制表 ※現場詰所にて掲示





④熱中対策ウォッチ『カナリアPlus』
熱中症対策の一つとして、今年から導入しました。
深部体温の上昇を検知するので外気温や湿度等に左右されず、充電不要で、約5カ月稼働します。





こちらは、高齢者および健康診断結果に基づき、熱中症のリスクが高いと考えられる方々を対象に配布しています。



⑤黒球式熱中症指数計

新築・改修工事ともに、気温や湿度等、異なる条件が多く発生する現場に導入しました。
熱中症予防推進者(安全衛生責任者)が携帯し、危険指数が高い場合はすみやかに周知します。










(4)毎朝のメール配信による注意喚起

 当社では、現場勤務の従業員向けに毎朝メールを配信しています。内容は以下のとおりです。

①本日の天気(最高気温・湿度・最大風速)

②WBGT※ に基づく熱中症警戒度

③熱中症対策として推奨する具体的な行動

④ 過去の災害事例と再発防止策(類似災害の発生を防ぐため、事例とともに防止策を共有)

※WBGT…熱中症の危険度を示す指標です。



【配信メール】





(5)空調服着用の義務化

新築・改修工事ともに、空調が効いている現場を除き、原則空調服着用を義務化しました。





)社内での見える化・注意喚起

 危険作業が伴う現場では、日々ホワイトボードにその内容を記載していますが、
熱中症のリスクが高まる期間中は、以下の情報も併せて記入しています。

①最高気温

②湿度

③WBGT値

これにより、全社員が熱中症への意識を高められる環境を整えています。







2025年の夏も、全国的に猛暑が予想されています。6月~8月の平均気温は平年より高く、

関東甲信・東海・近畿・北陸などで高温が続く見込みです。



日頃からの準備と意識で、健康を守りながら、暑い季節を乗り越えましょう!